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「米朝両首脳会談」を読み解く

約8ヶ月ぶりとなる2回目の米朝首脳会談が、ベトナムのハノイで行われる。北朝鮮の非核化に向け、具体的な進展がどこまで得られるかが最大の焦点となる。

トランプと金正恩の思惑はどこにあるのか?






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こうした大胆かつ繊細な問題を、この二人のリーダーのみに任せておいて本当に良いのか、という懸念は拭いきれないが、その進捗に注視して行くしかあるまい。

最悪のシナリオとしては、北朝鮮が「制裁緩和」の交換条件としての「朝鮮戦争の終結宣言」であろう。






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朝鮮戦争を終結させることで、北朝鮮にとって何が起こるかといえば、在韓米軍の必要性がなくなり、韓国は米軍に出ていけ、ということができる。

文大統領が思い描いているのは、朝鮮戦争を終結させ、韓国と北朝鮮を統一して、核兵器をそっと持ち続けるというシナリオである。
これは、米軍のいない中で「核兵器を持った完全独立国家」になるという戦略である。






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こうなった場合、日本にもさまざまな影響が出てくることは必至。
一番の問題は、「防衛ライン」全てが「日本」になってしまうことで、在韓米軍が日本に侵攻し、「米朝戦争」が勃発したときは、日本が「盾」になるという現実である。





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☆☆☆GGのつぶやき
日本の出る幕のない「交渉劇」ながら、トランプ大統領に朝鮮戦争の終結宣言を受け入れないようプッシュするしかあるまい。




















































by my8686 | 2019-02-28 12:04 | メーク・イン・アメリカの行方 | Trackback | Comments(0)

休ませていた「JBL D130平面バッフル」をセットアップしてみる

デスクの下でしばらく休ませていた「JBL D130 自作平面バッフル」を取り出し、自立させるための裏補強板を固定してみる。

マイルスのコレクション音源を聴きなおしていく中で、無性に鳴らしてみたくなってきたのである。

それもリビングの特等席をリスニング基点として、黄金のトライアングル配置で鳴らしたい、聴きたいという思いが強まっていた。






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神話化されたこのJBLの代表的な「38cmコーン型ワイドレンジスピーカーユニット」の実力を知っているだけに、おいそれと粗末には扱えないのである。

そんな「思い」から、いままで仮置きで壁に立てかけていた平面バッフルに自立可能な脚兼用の補強板を取り付ける。

コーンには軽量タイプで浅型のコーン紙が使用してあり、センターには中高域を受け持つアルミセンタードームが採用されている。ドームキャップは、息子達の少年時代の「悪さ」の傷痕で潰れているが歪みはない。

ボイスコイルには直径10.2cmのアルミリボン線エッジワイズ巻大型ボイスコイルが採用され、磁気回路にはアルニコVマグネットを用いた5.4kgという重量級の磁気回路が採用されている。


フレームにはアルミダイキャストが採用され、その質感が昔から好きなのである。
そのフレームをマウントする専用金具とボルトのデザインがなぜか「お気に入り」なのである。






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特に、六角穴付きボルトの形が、その昔好きだったプローバック式モーゼルガン「M712」を彷彿とさせ、その工作機械のような武骨さが好きでたまらないのである。




マウント完了後、さっそくリビングにセットアップしてみる。







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まずは、スピーカーの試聴音源として選んだのは、マイルスが完成させた「モード・ジャズ」の最高傑作「カインド・オブ・ブルー」。

PC音源をドライブさせるのは「SOUND WARRIOR」の真空管プリメインアンプ。
6BQ5×2本、12AX7×1本といういたってシンプルな構成ながらそのサウンドの豊かさに惚れ込んでいる。






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マイルスのtp、コルトレーンのts、アダレイのas、エバンスのp、チェンバースのb、ジミーのds。

「原音再生」にこだわったJBLの真骨頂というところであろう。
瞑想して音と向き合うと、まさに目の前に各プレーヤーが立ち上がるような臨場感がある。

マイルスのソロに入った瞬間、後ろでコブのシンバルが鳴り響き、静かな湖に広がる波紋のごとく余韻を残して行く。
リスニング距離の関係なのか、このD130と向き合う時は、いつも高音トーンは8時方向まで絞り、低音域を4時方向まで上げるのが「俺流」となる。

中山康樹が語った「これこそ20世紀のジャズが到達しえた最高峰」「ジャズのCDを一枚だけ無人島に持っていくなら、この一枚だけでいい」とまで言わしめた演奏である。







☆☆☆GGのつぶやき
一生これだけあれば遊べる音源とのめぐり逢いに感謝したい。
そして、その音源をいかにリアルに楽しむか、「試行錯誤の楽しさ」にも乾杯したい!!





















































by my8686 | 2019-02-27 16:23 | オーディオ彷徨 | Trackback | Comments(0)

第91回アカデミー賞作品賞受賞「グリーンブック」を読み解く

昨日にひき続き、第91回アカデミー賞の作品賞を観てみよう。

2018年のアメリカのコメディ映画「グリーンブック」が作品賞の他に助演男優賞と脚本賞の三部門を受賞した。




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あらためて、そのストーリーから読み解いてみよう。


舞台は、人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部。黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描かれている。

ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。

クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。







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黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。

出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。




トニー役に「イースタン・プロミス」のビゴ・モーテンセン。





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ドクター・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。





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トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情の物語を映画化した。

監督は、「メリーに首ったけ」などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。




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アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。


舞台となった1960年代は、「ジム・クロウ法」の真っただ中。1876年から1964年にかけて存在した、人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称である。

主に黒人の、一般公共施設の利用を禁止制限した法律を総称していうが、この対象となる人種は「アフリカ系黒人」だけでなく、「黒人の血が混じっているものはすべて黒人とみなす」という人種差別法の「一滴規定(ワンドロップ・ルール)」に基づいており、黒人との混血者に対してだけでなく、インディアン、ブラック・インディアン(インディアンと黒人の混血)、黄色人種などの、白人以外の「有色人種」(Colored)をも含んでいる。日本人も「イエロー」として差別されていた。


「ジム・クロウ」という名は、ミンストレル・ショー(Minstrel Show、白人が黒人に扮して歌うコメディ)の1828年のヒット曲、『ジャンプ・ジム・クロウ』(Jump Jim Crow)に由来する。





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コメディアンの“ダディ”トーマス・ダートマス・ライス(Thomas Dartmouth "Daddy" Rice)が演じて人気を博し、顔を黒塗りして黒人に扮するブラックフェイス・パフォーマンスを全米に広めた。

ジム・クロウは田舎のみすぼらしい黒人を戯画化したキャラクターであり、着飾った都会の黒人であるジップ・クーン(Zip Coon)とともにミンストレル・ショーの定番キャラクターとなった。1837年までに、ジム・クロウは黒人隔離を指す言葉としても使われるようになっている。







☆☆☆GGのつぶやき
1990年に初めて米国に飛んだあの時代においても、溝の襞に引っかかったような汚物のような人種差別の「名残り」を垣間見た。
特に南部を旅していて感じるあの「特殊な違和感」は、あの国から完全に抹消することはできまい。
この映画を観る時は、忌まわしき皮膚感覚が理解できなければ「深さ」も理解できない。














































by my8686 | 2019-02-26 22:22 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

第91回アカデミー賞主演女優賞授賞「女王陛下のお気に入り」を読み解く

第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンが主演女優賞を初受賞した。





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あらためて、その内容を読み解いてみよう。


18世紀イングランドの王室を舞台にした愛憎劇で、コールマンは絶対的権力を握りながら、過食による痛風に悩まされるアン王女を演じた。

わがままで高圧的な態度と、気まぐれな無慈悲さ。その裏にある孤独をときにユーモラス、ときにグロテスクに表現した演技は、映画の公開直後から高く評価されていたという。






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第75回ヴェネチア国際映画祭の女優賞を皮切りに、全米映画批評家協会賞、ロンドン映画批評家協会賞、英国アカデミー賞の主演女優賞、第76回ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)の女優賞にも輝き、終始オスカーレースの先頭を走り続けた。“貫録”の初受賞だという。

第89回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた『ロブスター』で一躍脚光を浴びたギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の最新作。






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コールマン演じる“女王陛下”の寵愛をめぐって、アン王女の政治顧問を務め実権を握るレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)、サラの従妹で、貴族の地位に返り咲く機会を狙うアビゲイル(エマ・ストーン)が熾烈な女のバトルを繰り広げる。






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第91回アカデミー賞では作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)、撮影賞、衣装デザイン賞、編集賞、美術賞の計9部門(10ノミネート)で候補に挙がっている。








☆☆☆GGのつぶやき
映画タイトルは、正直興味を惹くものではないが、ギリシャの鬼才と呼ばれる監督「ヨルゴス・ランティモス」作品ということに興味が沸いた。
カンヌ映画祭 審査員賞『ロブスター』、カンヌ映画祭 脚本賞受賞『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は観たいと官能が反応した。






















































by my8686 | 2019-02-25 16:44 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を読み解く

2/24(日) 金曜夕刻は、レンタルしたDVD映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を観る。





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レンタル動機は、第90回アカデミー賞ノミネート作品ということと、日本人初の特殊メイクアカデミー賞受賞という2点。
作品のストーリーや背景についての予備知識はない。
 
原題は、Darkest Hour。2017年のイギリス映画である。



第二次世界大戦初期の1940年5月10日、ドイツ、イタリアに対し宥和政策をとったネヴィル・チェンバレンはその失策により辞任し、新たに成立した保守党と労働党による挙国一致内閣の首相として就任したのが主戦派のウィンストン・チャーチルであった。





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しかし、それは有事の際の貧乏くじのような人事で、国王ジョージ6世のチャーチルを迎える立場も冷たいものだった。

あくまでもナチス・ドイツらへの徹底した抵抗を訴えるチャーチルだが、チェンバレンとハリファックス子爵を中心とする保守党は、ヨーロッパを侵攻し、拡大するアドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツの危機に対して講和の道を探り、チャーチルと対抗する。

しかし、事態が進行し、ついにはフランスがナチス・ドイツに敗北する事態になり、ヨーロッパ大陸に展開するイギリス軍も全滅の危機を迎える。






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更には講和の道を探るか、さもなくば大臣を辞任するというハリファックス子爵とチェンバレンが要求する事態になり、チャーチルは選択を迫られる。






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最終的には「戦い抜く」ことをチャーチルが宣言し、政治家も国民も一丸となって戦争を続けていくわけだが、決断までのドラマが感情を高揚させる作りになっている。



この手の戦争映画を観ると、いつも「複雑な感慨」が襲ってくる。
「無条件降伏」してしまった日本国民にとって、やはり「やり場のない複雑な思い」のする映画なのである。



この映画の「重要な教え」は、米英中の三国からポツダム宣言を突き付けられた当時の「日本政府の動き」である。

A級戦犯「東条英機」が処刑された翌日、同じくA級戦犯とされた岸信介、児玉誉士夫、笹川良一が「米国のエージェント」になることを条件に釈放され、岸はその後、瞬く間に戦犯から総理大臣となり、戦後の日本を支配し、米国の間接統治の基礎を作り上げ、その系統は、「清和会」として連綿と「売国政策」による日本支配を続けたことなどは、教科書からは抹消された事実である。





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しかし、岸の最大の犯罪は、なんといっても東条の関東軍、特務機関、日産鮎川達がグルとなり、自分達の中国の阿片利権のために、戦前日本をコントロールし、日本を日中戦争の泥沼に引きずり込んだ「罪」であろう。

阿片利権で得た「汚い金」で、東条を総理大臣にまで押し上げ、中国の阿片利権を恣にし、敗戦が色濃くなると、商務相辞任という形で東条内閣を倒閣し、東条を「切り捨てた」ことである。

岸達の私利私欲のために何百万人もの尊い人命が失われ、日本の国土は灰燼と帰したことは、記憶に新しい。
戦争暴利、満州アヘン密売、これを主導したのが安倍祖父の当時商工大臣だった岸信介である。




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当時、岸は富を戻し分配するなどという綺麗事を言っていたが、実際には、半強制的に差し押さえられ、強制的に「M1」に富を上納していたのである。
光の銀河連邦と呼ばれた産業から上がる莫大な利益確保のため、「核の脅威」を世界に示す必要があったと言う歴史認識を今こそ日本国民が持つ時であろう。

さらに重要なことは、このような立場におかれた天皇に戦争責任をあえて問わず、「WWⅡ」は東条英機以下軍部が全ての責任を負うというかたちで「東京裁判」で「決着」させたという忌まわしい事実である。









☆☆☆GGのつぶやき
岸信介から連綿と続く安倍政権の売国政策に未来を託してよいのか。
そんな感慨を覚える映画であった。















































































by my8686 | 2019-02-24 23:59 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

地御前「鄙の料亭」で祝う

2/23(土) 次男とその許嫁の入籍を記念し、地御前「鄙の料亭」で祝う。

十数年超しの遠距離恋愛の末、この日両名の入籍に立ち会う。





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本籍地の役所に「婚姻届」を提出し、父の墓に報告がてら参った後、予約しておいた地御前「鄙の料亭」に出向く。







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ここ地御前は、厳島神社の外宮としての側面をもつ。
宮島の沖のこの穏やかな海を眺めていると、少年時代の夏の思い出がいつも脳裏に浮かんでくる。







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思いで深いこの地で二人の婚姻を祝う幸せをかみしめた一日であった。







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☆☆☆GGのつぶやき
末永く幸多かれと祝う。
また夏にはこの海を見にこよう。







































by my8686 | 2019-02-23 20:30 | 徒然なるままに | Trackback | Comments(0)

隈研吾の「Suspended Forest」を読み解く

2/22(金) 晴れ渡る気配のする朝。ここ高地の団地では、午前10時過ぎ位までは、霞がたなびき湿度も70%もある。
その分、花粉の飛散は少なく鼻の機嫌はまずまず良い。



それはさておき、久しぶりに隈研吾の最近作を読み解いてみよう。

スイス・ローザンヌの丘の上にある文学のための「村」に建てられた建築だという。




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ジャン・ミシャルスキー財団が運営する、文学を学び、創作するための「村」。








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コンクリートの構造体から、小さなキャビンを吊り下げる方法で作られた「村」は、建築の集合体に対する新しい回答を提案している。







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そこに、木をふんだんに使った「巣」のようなキャビンがデザインされている。






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オークとカラマツの木を斧で割ってパネルを作り、そのパネルをランダムに貼り付けることでミノムシのような外壁を実現したという。







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ミノムシの巣が細い糸で木の枝から吊られているようにして、この暖かくやわらかなキャビンが空中に浮いている感覚にしたという。






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☆☆☆GGのつぶやき
最近、マイミュージックの音楽コレクションを思いっきり鳴らしてみたいという欲求にかられている。
スタジオのような防音と音響空間をこんな「ミノムシの巣」のように創り出すのも一興。




















































by my8686 | 2019-02-22 19:44 | 気になる建築&空間 | Trackback | Comments(0)

古いJBL Control1Proを再び聴いてみる

2/21(木) 今朝は冷え込んだ朝を迎える。昨日の陽気ですっかり花粉症が始まってしまったが、湿度の高い今日はやや落ちついて楽である。


それはさておき、マイルスの音源コレクションを聴きなおしていて、しばらく休ませていた昔のスピーカーの存在が気になりだしていた。

JBLのブックシェルフ型2WAYスピーカー「Control 1Pro」である。
埃を取り除き、PCディスプレイの両脇にセットアップしてみる。





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ドライブ詳細は、ミッド/ウーファードライバ - 5.25インチ | ツイータードライバ - 0.75インチ - ポリカーボネート。
レスポンスと指向性の最適化を図ったバランスドライブ型のドームツイーターにチタン・ラミネートダイアフラムが採用されたモデルである。






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最新モデルには、パルプコーンにハイポリマー複合材をラミネートしたポリラミネートコーン・ウーファーが搭載され、過大入力からユニットを保護するプロテクター付ネットワークも採用されているようだが、おそらくSPの基本構成とバスレフ型のエンクロージャー構造は今も変わっていなと思われる。





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AV、ホームシアター用に対応した防磁設計で、PCオーディオ、Netオーディオ用デスクトップ・スピーカーとしても最適な設計がなされている。
これだけ小型にして低音域が気持ちよく共鳴しているのはバスレフの効果にあるようだ。

このスピーカーを眺めていると、自作エンクロージャーに凝っていた頃のことを思い出す。






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☆☆☆GGのつぶやき
バスレフ構造というスピーカーユニット後面から発生する音の低音域をヘルムホルツ共鳴によって増幅させる方法なのだが、バス・レフレックス管部の共鳴特性をいかに効率よく導き出すか、それを試行錯誤する過程を楽しむ、そんな道楽だった。

マイルスの足跡を辿ることで、また一つ昔の道楽の虫が目を覚ましてきたようだ。































































by my8686 | 2019-02-21 23:00 | オーディオ彷徨 | Trackback | Comments(0)

DVD映画「ローマンという名の男 信念の行方」を観る

2/20(水) 昨夕は、マイルスの「異質で不気味な光彩を放つ異常空間」を体験した後、気持ちを鎮める意味で、レンタルしたDVD映画を観る。

2017年制作の米国ドラマ映画「ローマンという名の男 信念の行方」である。日本国内では劇場未公開作品となる。





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レンタル動機は、主演デンゼル・ワシントンの第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされたサスペンスドラマという一点。
作品の背景、内容については一切の予備知識はない。


デンゼル・ワシントンが約18キロ増量するなど、徹底的な役作りで主人公を熱演。有能だが見た目の冴えない人権弁護士ローマン・J・イズラエルを演じている。

実在のモデルがいるのかと思わせる役づくりで、法のもとに正義を実現するべく長年にわたって奔走してきた人権弁護士を演じる。






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ある日、一緒に法律事務所を構えるウィリアムが倒れたことをきっかけに帳簿を調べはじめた彼は、事務所の資金調達に不正があったことに気づき、信念を大きく揺さぶられる。
そんな中、敏腕弁護士ピアスからの依頼で殺人事件を担当することになったローマンは、その裁判で不正が行われていることを知る。

しかし、早急に資金を調達する必要に迫られたため、彼に苦悩している余裕はなかった。イズラエルは必死に顧客を獲得しようとしたが、慣れない営業の仕事に悪戦苦闘させられる。






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窮地に陥ったイズラエルの下にある取り引きを持ちかけてきた人物がいたが、その取り引きに応じることは職業倫理に反することであった。
しかし、取り引きに応じれば10万ドルを入手することができ、一気に事態を好転させることができるのも事実であったのだが・・・。






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監督は「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ。共演に「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のコリン・ファレル、「グローリー 明日への行進」のカルメン・イジョゴ。






☆☆☆GGのつぶやき
不条理な現実と人権に関わる正義を貫くことの難しさを考えさせられる映画である。
「同時矛盾的行動」を通して描かれたテーマ性は評価したい。

この作品の鑑賞後に辿り着いたのがゲノム解析ベンチャーの代表取締役女史のブログである。
その中に、フェスティンガーの「認知的不協和」について語った一節が気にかかった。

「主観と事実の認識に矛盾が出ると、事実の認識を変更してしまう」というのは、イソップ物語で、葡萄を食べられなかったキツネが、その葡萄は酸っぱかったはずだという事実認識をすることで自己防衛をするようなものだという話なのだが、それは「矛盾は存在せず、複数の主観的思考枠の視点が存在するだけ」だという。

複数の思考枠を認識するためには、左を見ながら同時に右を見ることは不可能に思えるが、「適切な距離」を置いて全体を見ることで、「世界を純粋にまっすぐに見る」ことができる。
「あらゆる思考枠の視点を持つことを純粋に受容すること」が肝要だという言葉である。この意見にあえて抗う気持ちはない。






























































by my8686 | 2019-02-20 15:55 | たかが映画、されど映画 | Trackback | Comments(0)

マイルスの1974年ライブ音源「DARK MAGUS」を聴きながらドゥルーズの「狂気と作品」を読む

2/19(火) 雨の火曜日。自作平面バッフルスピーカ―を思いっきり鳴らしたいという欲求に囚われている。
マイミュージックのマイルスコレクションを辿るうちに、官能の襞を激しく揺さぶり始める衝動。
身体の芯にある骨幹を振動させるサウンドなくして、マイルスのエレクトリックジャズはなし、という思いが強くなってきたのである。



それはさておき、本日も引き続きマイコレクション音源から「マイルス・デイヴィス」の軌跡を辿ってみよう。


マイルス長期休養1年半前、1974年3月、NYカーネギーホールでのライブ盤「DARK MAGUS」である。




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図太いファンクリズム、大地を揺るがす強烈なリズムセクション。いままでのマイルスとは異なる「異次元世界」を感じさせる。

中山康樹の言葉を借りれば、「怖いくらいの迫力」「鬼気迫るものが、たしかにある」「異質の不気味な光彩を放つ異常空間」「この濃密な空気感がたまらない」。





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創造的で革新的なサウンドを追究してきたマイルス。当時の精神世界が映し出された迫真のライブ音源と言えよう。







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1 DARK MAGUS:“Moja”and“Will” 50:12
Moja (Part 1) 12:28
Moja (Part 2) 12:40
Will (Part 3) 14:20
Will (Part 2) 10:44


2 DARK MAGUS:“Tatu”and“Nne” 50:49
Tatu (Part1) 18:47
Tatu (Part 2)(“Calypso Frelimo”) 6:29
Nne (Part 3) 15:19
Nne (Part 2) 10:11

All composition by Miles Davis

レーベル:COLUMBIA
録音:1974年3月30日、ニューヨーク、カーネギーホール(ライブ)



Miles Davis : trumpet,organ

Dave Liebman : flute-2,soprano sax-1,tenor sax

Azar Laerence : tenor sax-3

Reggie Lucas : guitar

Pete Cosey : guitar

Dominique Gaumont : guitar

Micheal Henderson : electric bass

Al Foster : drums

Mtume : percussion





このサウンドを浴びていると、ドゥルーズ哲学の「狂気と作品」器官なき身体の問題点の中の「ある言葉」が浮かんでくる。

そもそも彼ら分裂病者はいったい何に対して抗い、彼らを苛む妄想は何に起因しているのか。
アルトーにおいて「糞便性を探求することは、彼の身体のなかへ、社会や精神医学的な権力の介入によって強制されると彼がみなすこの閉塞から、暴力的に抜け出すことであった」と述べている。つまり、分裂病者は、自らの身体や性に対して、「有機的な組織化を強要する社会や権力」に抗うのである。

こうした論点は、言うまでもなく『アンチ・オイディプス』へと継続され、明示的に展開されるものである。
すなわちそこで企図されていたのは、社会集団や精神医学、精神分析といった体制的な組織化に対抗することであった。

マイルスは「反抗心、黒人、一般社会のルールに従わないクールさ、ヒップ、怒り、洗練、クリーン・・・、なんであれ、オレにはそのすべてが揃っていた。」と自己を語る言葉が印象に残る。





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☆☆☆GGのつぶやき
アルバムデザインのカッコ良さに、つい衝動買いしたアルバムである。
就職してしばらくジャズから遠ざかっていた時期に、マイルスサウンドに再会できた嬉しい思いでが甦る。
それにしても45年前のサウンドながら、いまだに官能の襞を震わせてしまう「異常性」が凄い。





















































by my8686 | 2019-02-19 14:44 | JAZZのたしなみ | Trackback | Comments(0)